棚卸しなしの転職活動は失敗の元
職務経歴書を書く前、面接対策を始める前に、必ずやるべきがキャリアの棚卸し。
このプロセスを飛ばすと:
- 職務経歴書の内容が薄い
- 面接で過去実績を即答できない
- 強み/弱みが言語化できず自己 PR が散漫
- 志望業界が定まらない
3 時間メソッドの全体像
3 時間を以下に配分:
| 時間 | フェーズ | アウトプット |
|---|---|---|
| 60 分 | 全実績洗い出し | 30+ 件の実績リスト |
| 60 分 | STAR + R 形式整理 | 上位 10 件の構造化 |
| 60 分 | 3 軸分析 + 意思決定 | キャリア方向性確定 |
フェーズ 1: 全実績洗い出し(60 分)
準備
- ホワイトボード or 大判の紙
- 過去の人事評価シート
- LinkedIn / Wantedly プロフィール
- 過去のメール / Slack 履歴(直近 3 年分)
5 つの観点で書き出す
- 数値で語れる実績 (売上 / 効率改善 / コスト削減)
- 組織貢献 (マネジメント / メンタリング / 制度設計)
- 専門スキル (技術 / 業務知識)
- 困難を乗り越えた経験
- 新しいことに挑戦した経験
各観点で最低 6 件、合計 30 件以上を目標に。
コツ
- 大小気にせず量を出す
- 「これは小さい」と判断せず一旦書く
- 数値が思い出せないものも書く(後で詰める)
フェーズ 2: STAR + R 形式で整理(60 分)
30 件から「他人に語れる」上位 10 件を選定。各実績を以下のフォーマットに整理:
- Situation: 当時の状況(業界、組織規模、課題)
- Task: 自分の役割と求められたこと
- Action: 具体的な行動(5W1H で)
- Result: 数値結果
- Reflection: 学び・再現性
数値の補完
- 売上 / 件数 / 人数 / 期間 / 改善率
- 元の人事評価シートやプレゼン資料で確認
- 同僚に聞ける場合は聞く
言語化の鍵
- 「自分が」やったこと vs 「チームで」やったことを区別
- 上司の指示なのか自発提案なのかを明確に
- 失敗からの学びも 2 件以上含める
フェーズ 3: 3 軸分析 + キャリア方向性確定(60 分)
軸 1: WANT (やりたいこと)
10 件の実績から、「もう一度やりたいタスク」を 5 つ選ぶ。
軸 2: CAN (できること)
10 件から、「自分の差別化スキル」を 5 つ抽出。
軸 3: MUST (社会的要請)
業界トレンド・採用ニーズから、「市場が求めるスキル」を 5 つリストアップ。
重ね合わせ
WANT × CAN × MUST の重なる領域が、次のキャリアの最適解。
| 領域 | 状態 | 戦略 |
|---|---|---|
| WANT × CAN × MUST | 全て重なる | ベスト。即応募 |
| WANT × CAN のみ | 市場ニーズ薄 | 異業界アプローチ |
| CAN × MUST のみ | 情熱不足 | 短期コミット |
| WANT × MUST のみ | スキル不足 | 3-6 ヶ月学習 |
棚卸しの再利用
3 時間の投資で得られる成果:
- 職務経歴書: 4-6 時間短縮
- 面接対策: 即答できる引き出しが 10 個
- 自己 PR: 揺るがないコアメッセージ
- 志望動機: 業界・企業選びの判断軸
棚卸し結果は半年に 1 回更新を推奨。
関連: 自己 PR フレームワーク / 入社後 90 日プラン